藤山

日本って復興できるでしょうか・・・・・？災害で未曾有の危機に陥っています。政治もめちゃくちゃです。戦後焼け野原の状態から、日本は復興を遂げて世界の経済大国となったわけですが、その時の国際的背景とは全く違うし、なにより違うのは、燃えるような情熱をもって国を発展させて生活を向上させようとした勤勉な国民資質が、現在とは一番違うと思うんです。過去の優秀な日本人の復興発展の魂が作った、経済大国になってから日本に生まれた日本人は、往々にして日本の経済大国が自分たちの手柄のように勘違いしているだけの話で、今は平和ボケして、ＡＫＢ４８へ萌えるのが人生最大の楽しみ・・・というような状況に代表される価値観と資質しかない日本人がほとんどのような気がします。今の政府与党の混乱が強烈なとき、一部の国民は「日本人資質が支えるので、政治や総理大臣はどうでもいい！」という捨て台詞をはく人も多いのですが、冷静になると、今の国民の資質で復興してさらに発展する力なんかないわけです。あるなら、どんな力がありますか？と自問自答すればわかります。お隣の国、中国は、ちょうど日本が戦後復興と発展を遂げたように、少しでも豊かになろうとする情熱を人民が持っていますから、かなりの貧富の差がでようと、その情熱をもって、夢と目的を達成するために多くの若者が奮闘しています。そんなとき、日本の今の国民資質で、その発展のベクトルをもつ中国へのかしこい歩み寄りができないと、外交で負け、国防の脅威にさらされ、そして経済でも負けていくとき、日本人は今後、どのような復興できる「根拠」があるというのでしょうか？