藤山

ネットで韓国の新聞や韓国人の言説を眺めるにつけ、そのナショナリズムが滲み出た...

ネットで韓国の新聞や韓国人の言説を眺めるにつけ、そのナショナリズムが滲み出た物言いには暗澹たる思いにかられます。民主化して相当の歳月を経ても、知的文化が育っていないのではないかと疑念を抱いてしまうのです。戦前の日本と比較したとき、言論に一定の規制があった点では同じですが、文芸、批評、思想（他の分野においても）と、こうも差が出るものなのでしょうか。わたし自身は日本人と朝鮮人は共通点が多い民族だと思っています（こんなこと書くと猛反発を買いそうですが）。分野を問わず日本で起こったことは必ず韓国で起こる。そんな事例は数多あります。しかし、文化言論方面は（芸能・映画産業の躍進は目覚ましいものの）相変わらずの発展途上ぶり。もしかすると私達が知らないだけで、韓国にも小林秀雄や折口信夫、宮崎市定、大谷崎のような分野を超えた巨人がいるのかもしれませんが、表に出てくるのはいつも…な人達ばかりですよね。言論規制にだけ原因を求めるのは間違っているような気がするのですが、いかがでしょうか？