藤山

笹子トンネルでの事故ですが、会社に電話で助けを求めていたトラック運転手さんが...

笹子トンネルでの事故ですが、会社に電話で助けを求めていたトラック運転手さんが事故から１２時間後に心肺停止状態で見つかりました。もう少し救助が早かったら助かっていたかもしれません。ニュースを見ていたら、救助活動が途中で一時中断されたみたいですが、もしこの中断が無かったらと思わずにいられません。中断の理由は、二次災害が起こるかもしれなかったからです。救助隊員の安全確保が大事であることはもちろん判りますが、しかし今回は結果として、二次崩落は起こっていません。イジワルな言い方かもしれませんが、起こらなかった二次崩落を恐れて貴重な時間を無駄にした、と感じられてなりません。今回のような吊り天井崩落事故の発生頻度がワイブル分布（故障関数）に従うなら、二次災害が起こる確率は無視できるほど小さかったはずです。吊り天井の金属柱が腐食劣化していることが事故原因だったとしても、二次災害が起こる確率は低いと感じます。あの時点で、二次災害が起こる確率が高いと判断された理由はなんだったのでしょうか。